眼瞼下垂手術とは?
眼瞼下垂手術は、上まぶたの皮膚を切開し、主にまぶたを挙げる筋肉(挙筋腱膜)を短縮し、まぶたを支える組織に数カ所縫い合わせ、皮膚も縫合します。先天性の眼瞼下垂の場合で、前述の手術方法で下垂が改善しない場合には、人工硬膜を用いることがあります。この場合、眉毛の上と、まぶたの上を切開し、間に人工硬膜を通し、眉毛の上からまぶたを支える組織に縫い合わせます。
皮膚弛緩症では、眉毛の下の皮膚を切開することにより、弛緩した上眼瞼の皮膚を切除する方法を用いることが多いです。
手術は、片眼なら日帰り、両眼なら入院をおすすめしています。手術時間は20~30分で、局所麻酔で行います。手術に使う麻酔などがまれに体にあわない場合があり、手術を延期しなければならないことがあります。
日帰りの場合、術後30分間安静をとり止血を確認してから帰宅していただきます
術後3日間は化膿止めの内服、術後1週間は点眼・軟膏が必要となりますが、状態により継続使用して頂くこともあります。
術後まぶたが腫れたり、皮下出血することがありますが、1~2週間でめだたなくなり、2~3ヶ月で次第に落ち着いていきますが、個人差があります。
抜糸は術後約1週間でおこないます。